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ー外国人選手は3年居住を満たす選手ということでしょうか。
「条件を満たす選手全員にチャンスがあります。外国人を増やすことができないのは分かっているので、そのバランス
はいつも考えています。外国人は外国人にプレッシャーをかけることになるでしょう。」
ー本当はもっと外国人選手を使いたいのではないですか。
「ノー。いつも言っていますが、’19年には全員日本人選手でなくてはいけない。そのために今外国人選手の力を借り
ているのです。」
ー前回は2チーム作りましたが、来年はどうなりますか。
「おそらくしません。(probably no)。今回のW杯は前回と全く違います。以前は試合と試合の間が3、4日しかなく、
ターゲットは3戦目のフィジー戦でした。今回は毎試合ベストメンバーで戦うことが重要です。そのための練習をしていきます。」

ロビンスはSO,CTB,FBをこなす。
ーこの3年で、どんな部分が成長してきましたか。
「ラグビーチ−ムとして、いいチームになってきました。判断やリーダーシップも成熟してきました。」
ー来春はどう選手を使いますか。
「A5Nでスコッド全員を使いたい。それで30人に絞ってPNCに臨む。PNCは全部勝たなくてはいけません。
今より15%チーム力を上げることが目標です。」
ー同じメンバーを熟成させていくのか、多くの選手を試すのか。
「全員を使いながら成長していきたい。W杯直前に誰かがケガをした場合、そこに入れる選手を作って
いく必要があるからです。」
ー背景には前回のアレジ、大畑がケガで離脱したことがある。
「前回は、まだ選手のことをよく知らなかったから誰を呼んでいいかも分からなかった。ですが今回は
誰がケガをしても、大丈夫。カバーの選手に困ることはありません。」
ー強化は順調ですか。
「サモア戦の負け意外(笑)。細かいことを言えば切りがないですが、私の中にあるプランは順調です。」
ー14番は他の選手にチャンスはありませんか。
「遠藤は、必要なときに力強いプレーをしてくれていると思っています。サモア戦の結果に影響したとは
思いません。来年は遠藤、小野澤、長友、クリスチャン(ロアマヌ)で互いにプレッシャーをかけさせたい。いいチームというのは
チーム間の競争が激しいものです。」
ーPNCを終えると、8月にはイタリアで強化試合が入っています。イタリアと対戦する理由は。
「それはPNCの結果を見て判断したい。いい内容で終えられたら、イタリアで、違うチームと対戦すること
も考えたい。」
ーw杯は、その国のラグビースタイルを披露する場でもあります。ジャパンはどんな試合を見せますか。
「フランス、NZに対してみんなを驚かせるような競った試合をする。それによって世界のファンも、日本が
成長したことが分かるでしょう。日本のファンをがっかりさせることは、もうできない。」