東芝VS神戸製鋼
東芝21-12神戸製鋼
試合の何週も前から「大畑大介、最後の秩父宮?」と銘打たれたビラが配られるなど、日本協会としては異例の宣伝もあり、1万1千人を超す観客が詰めかけた。 前半、風上の東芝はキックを織り交ぜて攻めるが、うまく神戸に対応されたことで、リズムが生まれず苦しんだ。後半、神戸の足が止まったところで引き離したが、産みの苦しみの最中か。一方、神戸の苑田HCは「勝負所で誤った判断をして、自分たちの首を絞めてしまった」と、FWが健闘を見せながら追い詰めきれなかったことに厳しい表情だった。 大畑は「特別な思いのあるグラウンド。ここで負けて終わりにはしたくない」と、トップ4、続く日本選手権での再登場を誓った。